最近ブームになっている3Dプリンターについて誰でも一度は聞いたことがありますよね?「立体的なものを作れる」など、なんとなくどんなものかは分かっている方も多いのではないでしょうか?
しかし具体的にどんなものを作れるのか、どんな目的で使えるのかイマイチ分からないという方も少なくないと思います。3Dプリンターでどんな造形物が作れるかが分かると、思わず一台欲しくなってしまう方もいらっしゃるでしょう。
この記事では3Dプリンターで簡単に作れるものを3つご紹介したいと思います。
1.家庭用3Dプリンターで作れるもの1:フィギアやミニチュア
まずはフィギアやミニチュアなどの模型です。フィギアと聞くとアニメキャラクターのものがすぐ思い浮かびますが、中には1体何万円もする製品も存在します。フィギアがいくら好きでも、さすがに何万円もするものを何体も買うわけにはいきませんよね。
そこで3Dプリンターを使って自作するという手があります。いきなり市販品のような高品質のものが作れないとしても、少しずつ習性を加えながら自作するのは楽しいものです。またオリジナル作品を作ることで、市販品にはないポーズやバージョンで製作できるというメリットもあります。
キャラクターだけでなく、建築物のミニチュア模型なども制作できます。家やビル、塔など好きなもののデータを作ったり集めたりすれば、ちょっとしたジオラマもオリジナルで作れてしまいます。
フィギアづくりに向いている3Dプリンター
フィギア作りで向いている造形方式は光造形や熱溶解方式です。これらのタイプだと、プリンティングしたあとにやすりなどで磨くことで表面をきれいにできるので、仕上がりもさらっとしたものになります。ごつごつしたフィギアだと飾っても楽しくないですよね。ですから造形方式は慎重に選びましょう。
一般的に家庭用プリンターとして販売されているのは光造形や熱溶解方式なので、フィギア作りにはもってこいです。素材はアクリル系樹脂やABS、PLA樹脂などを使いましょう。
フィギアやミニチュア作りに使える3Dプリンター例
フィギア作りなどに使える3Dプリンターを一つだけご紹介します。
・ANYCUBIC PHOTON 光造形式 3Dプリンター
価格(Amazon):59,999円
造形方式:光造形
素材:エポキシ系、アクリル系樹脂
2.家庭用3Dプリンターで作れるもの2:スマホケース
3Dプリンターを使うとスマホケースを制作することもできます。スマホケースは毎日のように使うものなので、できるだけお気に入りのデザインのものを使いたいですよね。でも市販品ではなかなか好みのものが見つからないということがありますよね。そんな時は3Dプリンターで自作がおすすめです。
スマホケース作りに向いているプリンター
スマホケース作りに向いているのはナイロン樹脂です。ナイロンは材料費が安いうえに耐久性が強いという特長があります。そのため色々な所に置いたり手でしょっちゅう触ったりするスマホケースにはぴったりです。
ちなみにナイロン樹脂はスマホケースだけでなくクッキーの型などを作るのにも適しています。中に入れるものは違いますが、どちらも耐久性が求められるという点で共通しています。
ナイロンを使う場合は造形方式は熱溶解積層方式が良いでしょう。
スマホケースに使える3Dプリンター例
スマホケースを作るのに使える3Dプリンターとしては以下のようなものがあります。
・JGAURORA A3S 3Dプリンター
価格(Amazon):39,999円
造形方式:熱溶解積層方式
素材:PLA樹脂、ABS樹脂、ナイロン、木材
3 .家庭用3Dプリンターで作れるもの3:アクセサリー
女性には特にうれしい点ですが、3Dプリンターではアクセサリーづくりも自由自在です。ブレスレットや指輪やネックレス、ピアスなどを自分オリジナルのデザインで作れたら良いですよね。自分で作れば市販品にはないユニークなデザインで製作したり、好きなカラーのものをプリンティングしたりできます。
アクセサリー作りに向いているプリンター
アクセサリーを作るには金属がおすすめです。金属を使えば自作とは思えない高級感のある逸品を作れちゃいます。まだまだ家庭用プリンターでは金属対応のものがメジャーではありませんが、10万円以下でも購入できるものが出てきています。
金属ではない場合はABS樹脂やPLA樹脂を使うこともできます。
アクセサリーに使える3Dプリンター例
アクセサリー作りに使える3Dプリンターをご紹介します。
・ボンサイラボCreality CR-10S5
価格(Amazon):116,000円
造形方式:熱溶解積層方式
素材:PLA樹脂、ABS樹脂、炭素繊維、木材、金属
4.まとめ
3Dプリンターで作れるものはたくさんあります。今回はスマホケース、フィギア、ミニチュア、アクセサリーなどを紹介しましたが、3Dプリンターによっては他にもプラモデル、鉄道模型、インテリア、ネックバンド、キャップなどありとあらゆるものを制作できます。
使う3Dプリンターや素材によって制作する造形物の向き不向きがあるので、購入前に用途をはっきりしておくと良いですね。